皆さま、今日もお元気ですか?
Yukoです。
「ゆっくり動くと人生がすべてうまくいく」(小林弘幸著)の結論はこれ↓です。
これだけではよくわからないですが笑、興味津々ですよね?
ですから今日は、この本からの引用を交えながら、読んだ後は「ゆっくり動こう!」と思うと同時に、実践にまでつなげていただけるように書いていければと思っています!
自律神経の話
自律神経は、交感神経と副交感神経のバランスが取れていることが大事、という話はよく聞きます。
交感神経は身体を戦闘態勢に、副交感神経は身体をリラックスモードに変えてくれます。
しかし、現代の生活は交感神経ばかりを刺激する要素が強く、交感神経優位に傾き、それが健康を害する元となってしまっている、大まかに言うとそういう話です。
ストレスを感じると交感神経が刺激され、自律神経が乱れます。
その後、本来ならば副交感神経の働きが高まり、バランスをとるように調整されるのですが、私たちは連続するストレスに晒され続けています。
情報があふれかえり、要求することも要求されることも目白押しで次々やってくるし、世の中の動きは早すぎて未来を予測することも難しくなっています。
この世の中で、ストレスを感じるな、という方が無理なのです。
私たちは、世の中に向かって、人に向かって、自分自身に向かってまでも、「もっと早く、もっと正確に、もっと効率よく・・・」と要求し続けています。
そして、”一寸先は闇”状態。
今の世の中や私たちの在り方自体が自律神経を乱していることに氣付き、自分自身のあるべき姿を振り返ってみる必要があると思っています。
その上、著者によると副交感神経の働きは、男性で30歳、女性で40歳をめどにガクンと下がってしまうというのですから、びっくりを通り越して、「えっ?、そんな・・・、どうすればいいの?」とお手上げ状態になってしまいませんか?
しかし、そうとわかれば、歳を取るごとに副交感神経を活発にしていけばよいだけです。
男性は30歳から要注意ですから、身体の元氣さと副交感神経の衰えのアンバランスがとても大きくなると思います。
しっかり認識して副交感神経を高める生活を意識して行っていく必要があると思っています。
特に男性の方は氣をつけてくださいね!
また、交感神経が優位のままで、副交感神経のリカバリーが遅れると、
となってしまいます。
心地よい疲れと疲れのあとの開放感を感じているのではなく、「疲れた・・・・・」と思っていらっしゃる方は、副交感神経をとにかくあげていく必要がありますから、ここで読むのをやめずに最後まで読み続けてくださいね!笑
まずはここまで、”なるほど、納得!”と頭で理解していただけましたでしょうか?
自律神経と呼吸
緊張(交感神経優位)をほぐすために意識的に深呼吸をすることがあると思います。
リラックスするには深呼吸!、というのは一種当たり前のこととなっています。
しかし、知っているからと言って実践できているわけではなく、知っているだけで活用しないでいることはもったいないです。
緊張はパフォーマンスを上げるのに貢献するのですが、持続する緊張は悪影響を及ぼしてしまいます。
ゆっくり深い呼吸によって緊張を和らげ、副交感神経の回復を促していくことが大切になってくるのです。
ゆっくり深い呼吸を導き出すのが「ゆっくり動く」こと
日常的にゆっくり深い呼吸であることを目指すのですが、呼吸を深く整えようとすることはなかなか難しいです。
呼吸を深くしなきゃ、と思うと、それ自体がストレスになってしまうこともあります。
そこで著者がお勧めするのが「ゆっくり動く」ということなのです。
さまざまな動作を「ゆっくり」行うようにするだけで、「呼吸」が自然とゆっくり深いものに変わる、というのですからやらない手はありません笑。
ゆっくり動く
↓
勝手に呼吸が深くなる
↓
副交感神経の働きが高まり、自律神経が整う
↓
血流がよくなり、身体のすみずみにまで質の良い血液が流れる
↓
今日も元氣、明日も元氣、の幸せな循環の流れに乗ることができる!
なんだかこれならできそうな、そして健康になれそうな氣がしてきませんか?!
ゆっくりの効果
①肩こり、偏頭痛、便秘の解消
肩こり、片頭痛は血液が滞っているために起こることがほとんどです。
ゆっくり動いて血流が良くなると、肩こりや片頭痛は解消してしまうことが多いのです。
また、消化器官は副交感神経のもとで働いています。
ですから副交感神経の働きを上げると、腸の動きも良くなり、便秘も解消されるというわけです。
ストレスで便秘になるのは副交感神経の働きが弱まっているためです。
②人生のパフォーマンスが向上し、いつも「最高の自分」でいられる
ゆっくりの効果は健康増進にとどまらず、人生のパフォーマンスも上げていきます。
ゆっくり動けていると自律神経が整い、血液の流れが良くなり、五感が冴えます。
そうなると、パフォーマンスが上がらないわけないのです。
スランプに陥りそうになった時は、いち早くそれに気づき対処することによって、バランスを崩さずにすみます。
自分の状態を把握し、自律神経のバランスを整えるために「ゆっくり」をキープすることによって、最高の自分で居続けられるのです。
③ゆっくりによって自分の自律神経が整うと、周りにも伝染し、自分も周りも幸せになる
ピリピリイライラした人がひとりでもいると、その場全体の雰囲気が悪くなってしまうことがあるのと同様に、自律神経の整った人が一人いるだけで、その場の全員の自律神経が整ってくる、ということもあり得るそうです。
著者は野球でリリーフピッチャーが登場したときのことを例に出しています。
リリーフピッチャーがどっしりと落ち着いた様子で登場するだけで、それまで浮足立っていたチーム全体に落ち着きが戻る、といった雰囲気は、確かに見ているだけで感じることができます。
とてつもなく悪いことが起きたときでも、一人落ち着いて”大丈夫”といえる人がいるだけで、その場の雰囲気と状況までもがガラッと変わってしまうこともあります。
自律神経の整った人から、「大丈夫」と笑顔でいわれただけで落ち着くことができるのです。
一番伝染しやすいのが、母親から子どもへ、です。
母親がイライラしていると子どももイライラし、母親の自律神経が整っていると子どもの自律神経も整います。
母というものはとても偉大な存在であるがゆえに、自律神経が整った状態でいることが大切なのです。
困難な状況であればあるほど、自分自身の自律神経を整え、笑顔でいられることが、周りの人のためにも重要なこととなるのです。
④自分のペースを維持できる
人のペースに巻き込まれてしまうと、やたらと疲れてしまう、と感じることはありませんか?
自分のペースでいられることはとても大切なことです。
ゆっくりで自分のペースを取り戻し、できるだけ持続できるといいですね。
⑤焦りや緊張を解く
焦ったときや緊張した時の合言葉も「ゆっくり」です。
これに関しての詳細は次回に書かせていただくこととして、焦りや緊張を感じたときすぐにしていただきたい、効果てきめんな方法が紹介されていました。
焦りや緊張を感じたまさにその瞬間の著者のオススメは「手を開く」ことだそうです。
こちらの記事にも少し書いたことがあるのですが、「手を開く」ことは、こんなことにも応用できるようです。
手を開くことによって、身体全体を有効に使えるようになるのだと私は思っています。
パニックになりそうなときにも効くそうですから、ぜひ覚えておいてください。
空手の達人は、決して拳を固く握らず、中国武術でも、拳を握るときは、必ず親指を外にして握り、ゴルフのクラブは親指で強く握るのはタブーとされているそうです。
グーではなく、パーです。
お間違いなく!
⑥ネガティブな感情を洗い流す
ネガティブな感情が浮かんでこない人は、仙人くらいです。
私たちには、ネガティブ感情対策は欠かせません。
ストレス対策の「コーピング」のところで書いたことがありますが、ストレスやネガティブな感情を解消するための方法をいくつか考えておくだけで、交感神経優位にならなくてすむ場面も多くなってくるはずです。
ゆっくりと動く、というゆとりを持つことによって、自分自身の心の変化にも敏感に対処できるようになり、ネガティブな感情も洗い流せるようになるのです。
ゆっくりを生活に取り入れる方法は、次回に続きます。
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