皆さま、今日もお元氣ですか?
Yukoです。
お手軽な加工食品には、
たっぷりの油
たっぷりの塩
たっぷりの甘み
そして、たっぷりの添加物・・・が含まれています。
塩分、糖分、油分を、「なにを食べたらいいの?」の著者である安部司さんは「とりすぎ3兄弟」と呼んでおられます。
私たちはこれらをたっぷり含んだ加工食品を、美味しい美味しいといって毎日食べ続けているのです。
油
インスタント麺は「油揚げめん」であること、ご存知でしたか?
ノンフライ麺が存在する=普通の麺は油揚げめんであるという図式は考えなくてもわかりそうなものですが、今の今までそういう認識のなかった自分に驚いています。。。
家で使う油には氣を使っていた方だと思いますが、加工食品に含まれる油に関してはまったくの無頓着だったのです。
考えてみると、ポテトチップス、天ぷら、お揚げさんなど、目に見えて油!なものは氣にしていました。
「消費者は、油っぽいと目立つものだけ氣にします」という著者の指摘どおりの結果の私がいたのです!!!
氣を取り直して話を進めます。
インスタントラーメン1袋に20グラム前後の脂質が含まれています。
家にあったインスタント麺(すべて自然食品店で売られているものです)を確認してみました。
焼きそば① 脂質 23.4g 食塩相当量 1.6g
焼きそば② 脂質 21.3g 食塩相当量 3.4g
ラーメン① 脂質 18.0g 食塩相当量 3.1g
ラーメン② 脂質 2.5g 食塩相当量 4.6g
となっていました。
焼きそばはラーメンのように汁を捨てることがありませんから、この脂質すべてを食べてしまいます。
ラーメン②はノンフライ麺でしたから、脂質はとても低いです。
しかし、そのコクのなさを補うためか、食塩相当量が他のものより高くなっています。
焼きそば①は、食塩相当量はかなり低いですが、脂質は高めです。
今日の話とは関係ありませんが、原材料も確かめてみました。
氣になった成分は・・・、
焼きそば①酵母エキスパウダー、キャベツエキス、麦芽エキス
焼きそば②酵母エキス
ラーメン①粉末みそ、粉末しょうゆ、酵母エキス、椎茸エキス、発酵調味料、、野菜エキス、麦芽エキス
ラーメン②酵母エキス、粉末ごま油、野菜エキス粉末
すべて化学調味料不使用の表示があり、たんぱく加水分解物も使われていませんでした。
しかし、酵母エキスは必要悪なのでしょうか?、すべての商品に含まれています。
ラーメン①の粉末しょうゆはちゃんとしたしょうゆだと思いたいですが、ひょっとしたらたんぱく加水分解物かもしれません。
こうして詳しく見てみると、わからないことが出てきます。
粉末みそはみそを乾燥させて粉末にしただけだと思いたいですが、粉末しょうゆのしょうゆとは名ばかりのたんぱく加水分解物だったという話、がありますからなんとも言えません。
今までも原材料は氣をつけて見ているつもりだったのですが、よくわからないものは目に入らず、完全にスルーしていたのだと氣づきました。
人の目、認識力とは恐ろしいものです・・・。
見たい現実しか見えない、とはこのことですね。。。
もう一度氣を取り直して先に進みます。
1日の脂質の適正量の目安は、成人女性で50〜55グラム、成人男性で60〜70グラムです。
※子どもや肉体労働者や高齢者は値が変わってきます。
また、油から摂るカロリーは、1グラムの油あたり9キロカロリーで計算します。
この計算方法だと、40キロの子どもがインスタントラーメンを1食分食べた場合、それだけで1日の脂質を摂取してしまうことになってしまいます。
油摂取の是非や摂取量に関してはいろいろな意見や見解があり、どれが正しいとは言えないのですが、ひとつ確実に言えることは、安価で酸化した油は摂取してはいけない、ということです。
安い油は抽出するのにヘキサンという溶剤を使っています。
安い油はとても酸化しやすいです。
加工食品に含まれる油はよほど良心的な会社でない限り安い油です。
加工食品に含まれる油はほぼ酸化しています。
加工食品に含まれている油が、どれほど劣悪な油であるのか、考えてみてください。
(私もよ〜く認識させていただきました。。。)
その油がたっぷりと、思っている以上にたっぷりと含まれているのが加工食品なのです。
最後に、最近氣をつけている方も多いと思いますが、トランス脂肪酸は避けましょう!ということだけお伝えしておきたいと思います。
塩
カップ麺一食で5〜6グラムの塩が含まれています。
成人男性の一日の食塩摂取量は7.5グラム未満、成人女性では6.5g未満が推奨されていますから、1日分に近い塩分がカップ麺1食に含まれているのです。
汁まで飲み干す、飲み干さないの違いはさておき、問題にしたいのはそれほどの塩分濃度を美味しいと感じてしまう私たちの味覚のほうです。
本来ならばしょっぱくて飲めないくらいの濃さなのに、それがカップ麺になると飲めてしまうのはどうしてでしょうか?
化学調味料、たんぱく加水分解物、それにエキスや香辛料が加わり、刺激的な味になると美味しいと感じてしまうのです。
そして、その味にならされていくと、もっと濃く、もっと刺激的に、と味覚がおかしくなっていきます。
塩や化学調味料が少ないだけで薄味で水っぽくて美味しくない、と感じるようになってしまうのです。
これはカップ麺に限った話ではありません。
加工食品は味覚を刺激し、美味しい!と感じてもらうために、塩、化学調味料、たんぱく加水分解物、エキス、香辛料を組み合わせてとても濃い味付けになっています。
先日は「黄金トリオ」の話をしました。
塩と化学調味料とたんぱく加水分解物を一緒に使うと、濃厚なうまみができあがります。
化学調味料やたんぱく加水分解物と一緒に塩を使うと、私たちの味覚は塩がたくさん入っていても塩角がなく、いい塩梅に感じてしまう!どころか、そのままではしょっぱいと思うほどの塩が含まれていないと、美味しくないと感じてしまうのです!!
カップ麺をはじめとする加工食品にこんなに塩が含まれている一方で、世間は減塩ブームです。
減塩による味の劣化、日持ちの悪さは添加物で補う必要がでてきます。
アルコール、ph調整剤、酸味料、化学調味料、エキスなどを加えて保存性と味を整えていくのです。
減塩か添加物か?の2者択一ではなく、自分で作るという選択肢も入れていただけたらと思っています。
砂糖
出来合いのお惣菜、甘いな〜と思われたことはありませんか?
おひたしも野菜の炊合せも高野豆腐の煮ものも五目豆も全部全部甘いです。
でもそれ以上に甘くて問題なのが清涼飲料水です。
なにが問題って、塩を塩辛いと感じないのと同様に、ホントは飲めないくらい甘いのにそれほどの甘さを感じず、美味しいと思ってしまうことです。
1本500ccの飲料に、約50〜60グラムもの砂糖が溶けている状態だと言います。
溶かされているのはぶどう糖果糖液糖ですから、砂糖そのものが入っているわけではありませんが、置き換えるとそれくらいの砂糖になるということだそうです。
砂糖だけを溶かした砂糖水では、とても甘くて飲めないといいます。
そこに酸味料を加えると、あら不思議、美味しく飲めてしまうというのですから、添加物はほんとうに厄介な代物です。
塩辛くて食べられないと感じるのと同様に、甘くて飲めないと感じるのは、身体の防衛反応です。
その防衛反応をかいくぐってまで清涼飲料水を飲む必要はあるのでしょうか?
糖分には、血糖値に与える影響、糖質中毒、人工甘味料の問題もあります。
以下を読んでいただけるとうれしいです。
日々の選択が未来につながる
こんな名前の食材、見たことないけどこれは何?
カタカナばかりで読みづらい。
粉末しょうゆってなんだか怪しい・・・。
これは一括表示かな???
などなど、率直な感想、素朴な疑問を感じたときは要注意です。
あなたのセンサーが何かをキャッチしています。
そうしたときに、その商品を棚に戻す決断をしてほしいと思っています。
できれば、代わりに原材料表のついていないようなものを選んでほしいのですが、さすがにそればかりではやってられないですし、楽しみや気楽さがあっても良いですよね。
でも、センサーが危険を知らせたときは迷わず棚に戻す。
そうした行動が私たちの未来を、子どもたちの未来を作っていきます。
企業は売れないものはつくりません。
今の世の中に怪しげなものがあふれているのは、私たちが買い支えているからです。
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