何を選びますか?⑩食品添加物

2020 12/13

皆さま、今日もお元気ですか?
Yukoです。

今日はもう一度、食の話に戻って、添加物を考えてみます。

「おかげ」と「せい」。この2つの言葉から学ぶべきことは、私たちにとって何がメリットで何がデメリットなのか、何が大切であり何が大切ではないのかを選択する力が必要だということ。突き詰めれば、何を求めて、どう生きるのか。そこが問われているように思います。(「素朴な疑問ー食品の裏側からー」安部司著より引用)

いつでもどこでも簡単に食にありつけるありがたさ、それは「添加物のおかげ」。
でも添加物の発がん性が疑われていたり、添加物によって味覚が衰えてしまったりすることは「添加物のせい」。

食は自分たちの意思で選択可能です。
嫌なものは食べなければ良いだけです。
自分にとって必要な知識と正しい智慧を身につけ、選択していく自由そして責任が私たちにはあるのです。

著者は「おかげ」と「せい」の対比から、消費者が賢くならないと世の中は変わりません、と私たちに問いかけてきます。


添加物は必要があって存在していますから、それに良いも悪いもないと私は思っています。
添加物が良い、悪い、という対比には意味がなく、時と場合、そして個人個人の考え方次第なのです。

(・・・とはいえ、できるだけ避けていただきたいな、とは思っています笑。)

安いものには訳がある

本来の原材料より安い素材を使ってコストを下げ、似たような食品を作り上げる。
食品メーカーが頑張って手掛けている食品にはこのようなものが多いです。
それは私たち消費者が少しでも安いものを望むから。。。

例えば、マヨネーズもどき。
卵を使うとコストが高くなるため、酢と油を乳化させるために卵ではなく乳化剤が使われます。
カロリーハーフのマヨネーズは、カロリーをカットするために油の量を半分にしてあります。
その半量を補うために水が入り、味を補うために調味料が入り、水ではマヨネーズのとろみがでないため増粘安定剤などが加えらることになります。

ビーガンの方にはマヨネーズは関係ないかもしれません。
ではコーヒーフレッシュはいかがでしょうか?
コーヒーフレッシュにはミルクが含まれていないから使っても大丈夫・・・でしょうか?
確かにミルクは入っていませんが・・・。

常温で保存しても水と油が分離せず、注ぐときのとろみはできるだけ生クリームに近く、熱いコーヒーに注いだときに白い液体が浮き上がってくるときの速度やコーヒー表面での広がり方も自然に、そして熱いコーヒーに入れても水と油が分離しないように、と、そこまで考えられているそうです。
ちょっとびっくりですよね。
そして完成までに1年もかかったそうです。
原材料は水と油と添加物ですから、そこまでして開発しても採算がとれる価格で作ることが出来るのです。
(「素朴な疑問ー食品の裏側からー」を参照させていただきました。)

安いものを私たちが望むから、添加物たっぷりのこういったもどき食品がスーパーの棚に所狭しと並ぶことになります。
しかし、やはり安いものには訳があったのです。

添加物の影響

添加物の身体に与える影響に関しては賛否両論あり実験データもいろいろで、結局の所どうなのかは長いときをかけて、私たち自身の人体実験で証明するほかないのかもしれません。
ですから今は、自分自身がどう考えどう選択するか、にかかっています。

人工甘味料や化学調味料も、腸内環境に悪い影響を与えることがわかっています。
ある人工甘味料をマウスに摂取させると、腸内細菌の種類が変化して糖尿病になりやすい傾向を示しました。人での実験でも同様に、人工甘味料の摂取によって糖の代謝に変化を示したケースが報告されています。
抗生物質をはじめとした薬剤や人工的な調味料などは、消化されずに大腸へ届きます。そのため、腸内細菌に何かしらの影響を及ぼすことになるのだと思われます。(「健康の正体」小林弘幸著より引用)

見るからに健康に悪そうなジャンクフードだけが、腸の健康にこれほど深刻な影響を与えるわけではない。スーパーマーケットの棚に並んでいる「健康にいい」というラベルのついた袋詰めの食品の多くは、様々な原料や添加物で腸内細菌を荒らし、それが直接リーキーガットに繋がってしまうのだ。

自分が食べているものが自分の腸にどんな影響を及ぼすか、ほとんどの人は気づいていない。食べものが原因で、自分たちの消化器のなかで悪玉菌と善玉菌の間の小競り合いが常におきているのだ。
現代の食品は、たとえ私たちが長い間「健康に良い」と考えてきたものでさえ、病氣の原因になる。(「すべての不調をなくしたければ除菌はやめなさい」ジョシュ・アックス著より引用)

とはいえ、この引用文のように添加物が腸にそして身体全体に悪影響を与えていることは間違いないのではないか、と私は思っています。
しかし添加物だけが悪いのではなく、ストレスも関わってくれば、ココロの持ちようや在りようにも私たちの健康は大きく左右されます。
しかも長年食べてきた食品の中にも病氣の原因になるものもあるのですから、いろいろ複雑です。

トータルで考える材料として、『食品を買う時は裏のラベルを見る!』、これを徹底することしかないのだと思っています。
毎回チェックしていると添加物の名前を覚えて、またここにも入ってる・・・という氣付きの第一歩となります。
そこから不必要だと思うものを決め、入っていないものを探すようにしていけると良いなと思っています。

保存料は?、酸化防止剤は?、結着剤は?、乳化剤は?、香料は?、着色料は?
そして、アミノ酸(昔の化学調味料、今はうま味調味料)は?
酵母エキスやたんぱく加水分解物は必要でしょうか?

酵母エキスやたんぱく加水分解物は添加物ではなく食品扱いとなっていますから、自然食品店で販売されている加工食品にも当たり前のように入っています。
そして、入っていても「無添加」の表示をつけることができます。
旨味を強く感じるこれらの物質は、たとえ酵母エキスやたんぱく加水分解物であっても、私たちの味覚のセンサーを狂わせていきます。


しかし、何でもかんでもを避けようとしても無理があり、ストレスがかかる一方です。
その時、その状況に合わせて賢く選択できる消費者になっていきたいなと私は思っています!

大切なことは、避けられるものは避ける、避けるべきものをしっかり自分の中で決めていくこと、だと思っています。

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