皆さま、今日もお元気ですか?
Yukoです。
「身土不二」、一度は聞いたことがある言葉でしょうか?
マクロビオティックで大切にしている考え方、「身土不二」「一物全体」「陰陽調和」のうちの一つです。
身土不二とは、身体と土(環境)は2つ(バラバラ)ではないということ。
身体と環境は密接な関係にあるため、身近な環境で作られたもの、暮らしている環境に適したものを食べること、また旬のものを食べることが理にかなっていて、身体にも最適である。
ということだと思っています。
それは腸内細菌にも当てはまります。
先日引用させていただいたように、腸内細菌は人種によって違いがあります。
その土地その土地に根付いている植物や細菌に支えられて私たちは健康に生きることができるのです。
腸内細菌叢を支える土壌菌ー細菌も身土不二でー
腸内細菌は善玉菌、悪玉菌、日和見菌に分類でき、その割合が2:1:7であることが健康の第一歩だと言われています。
善玉菌は乳酸菌やビフィズス菌、酵母菌、麹菌など
悪玉菌はウェルシュ菌、大腸菌、黄色ブドウ球菌などです。
嫌われ者の悪玉菌ですが、腸内において悪玉菌にも大切な働きがあり、なくてはならない存在です。
・善玉菌と拮抗することによって、善玉菌を活性化させる
・免疫機能に密接に関わっている
・腸内で病原菌のコロニー形成を妨げる
・ビタミンを生成する
このように、病氣撃退にも病氣発症にも大きく関わっている悪玉菌。
その悪玉菌がいなくなることが良いことではなく、善玉菌が元氣でいること、優位でいることが大切なのです。
そして、もうひとつの存在が腸内細菌の7割を占める日和見菌です。
善玉菌の側についたり、悪玉菌に加担してみたり、と日々フラフラしている日和見菌たちですが、日和見菌はただ生きやすいように生きているだけなので、私たちがうまくコントロールする必要があります!
そうです!、この最大勢力の日和見菌を増やしていくこと、コントロールすることが腸内環境改善を行う時の最重要ポイントの一つなのです!
では、土壌菌とは何でしょうか?
もうおわかりですね!
乳酸菌をはじめとする善玉菌を摂取し活性化させるだけでは片手落ちで、土壌菌を積極的に摂取し、日和見菌の種類と数を増やしていくことが大切だったのです!
(https://bityo-methods.com/blog/bityo_13参照)
しかし、遠く離れたところの土壌菌は、私たちが普段接している身近な土壌菌とは異なったものです。
その菌(食べもの)を取り入れるより、身近な菌(食べもの)を大切にしたい、細菌から考えても『身土不二』を大切にしたいと思います。
子どもたちは落としたものを拾い上げて大切に口へ運びます。
それは妨げてはいけない行為だったのです。
落とすことも、落としてから口に入れることも必然の成り行きなのかもしれません笑。
なんだか影の薄かった日和見菌ですが、確かに最大勢力ですから彼らが元氣でいるかどうか?、そして、どう動くか???によって体調は大きく変わります。
ですから土壌菌を積極的に摂取して日和見菌を育てていく必要があったのです!
(土壌菌に関しては次回の記事でもう少し詳しく説明したいと思います。)
身近な菌で発酵させた発酵食品を食べよう
私にとっては日和見菌(土壌菌)の話が衝撃的すぎで善玉菌の影が薄れてしまいましたが、善玉菌もとても大切です。
善玉菌が元氣でいてくれること、そこがやはり大前提となります。
そして、善玉菌の関わる発酵食品も身土不二をおすすめしたいのです。
私たちは住んでいる土地からの恵みを受けて生きています。
ですから、全てに関して『身土不二』なのです!
そして、土壌菌!
今日のキーワードは土壌菌でした。
どろんこの子どもたちが、どろんこのペットたちが愛おしくなってきませんか?笑
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