皆さま、今日もお元気ですか?
Yukoです。
あなたにとって、外出時にウエットティッシュや抗菌剤は必需品ですか?
あなたは風邪をひいたら抗生剤を飲みますか?
あなたは加工食品が好きですか?
抗菌シャンプー、抗菌石鹸、抗菌洗剤で菌をきれいに洗い流し、空気清浄機で空気中の菌も一掃し、きれいにお掃除しまくって、あなたの家は清潔ピカピカでしょうか?
抗菌・殺菌は何のため?
何が良い、何が悪いという価値観は人それぞれです。
でも毎日キレイに掃除すること、毎日お風呂に入って身体を石鹸で洗って清潔に保つこと、美味しそうな加工食品を食べること、それらが身体にとって負担になることだったとしたら、今日からあなたはどうされますか?
あなたは細菌やウイルスたちが怖いですか?
もちろん怖いものもいます。
でもほとんどのものが人にとってたいした害はなく、ともに共生している菌たちだとしたら?
なによりも怖いのは、あまりにも清潔にしているがために、私たちの身の回りの環境だけでなく、身体の中の微生物のバランスまでも崩れてしまって、免疫力が下がってしまうことだとしたら?
環境中でも私たちの体内でも、細菌たちは多様性を保ち、バランスをとって生きています。
その多様性とバランスを乱すものが抗菌、殺菌という行為です。
ある特定の怖い細菌やウイルスを避けるために、そこらじゅうを殺菌して回っている私たちは何をしているのだろう?とは思いませんか?
風邪やインフルエンザも発症してしまう人と大丈夫な人がいます。
その違いに目を向けず、やみくもにウイルスを怖がること、避けること、殺すことに注力することは間違っています。
ウイルスや細菌を怖がりすぎるがために、そこら中に殺菌剤をまき、身体全体を抗菌石鹸で洗い、食べものにも大量の抗菌剤を投入し、挙句の果てに動物との接触、そして人との接触も避けていきますか?
出発地点から変えてみることを考えたいと思います。
菌は戦えば戦うほど強くなります。
ならば仲良くなってしまうというのはいかがでしょうか?
本来あるべき植物、動物、微生物のつながり、すなわち「自然」から私たちはかけ離れすぎています。
ある意味快適な生活かもしれませんが、腸は「自然」を求めているのだということを忘れてはいけません。
「自然」と私たちの「腸」の健全な関係が壊れたがために起こっている様々な病氣。
何が自然で何が不自然なのか。
菌のいない生活は不自然です。
清潔すぎる志向が病氣を生み出していること、もう一度考え直す必要があるところまで来ています。
私たちの腸は何を求めているのでしょうか?
抗生物質を見直してみませんか?
抗生物質の乱用が抗生物質耐性菌を生み出すだけでなく、私たちの腸内細菌にも多大なる影響を与えることによって、私たちの病気に対する耐性を著しく低下させています。
経口摂取の抗生剤ならまだしも、点滴による抗生物質投与を続けると腸内細菌全滅もあり得るそうです。
そうなると破壊された腸内細菌叢をもとに戻すのに多大なる時間と労力がかかる上に、完全にもとに戻すことは難しいようです。
腸内細菌叢の乱れによって起こる体調不良。
それが長引けば長引くほど、何のために抗生剤を投与したのかと後悔しても後の祭りです。
抗生物質が本当に必要なのか、は必ず考えてから飲む必要があります。
腸の中は見えませんからあまり自覚することはできませんが、抗生物質を摂取した後は怪我をした状態と同じだと思っています。
抗生物質は腸の機能を著しく低下させます。
必要であるかどうかをしっかり考えてから摂取していただきたいと切に願います。
※家畜に投与されている抗生物質の残留問題もあります。知らずしらずのうちに食べものから抗生物質を微量ながら摂取し続けている可能性もあります。何を食べるかもしっかり考えないと、どこに何が含まれているかわからず、私たちの身体を蝕んでいきます。
細菌がいない?、細菌を探せ!
生活が激変し、私たちの身の回りから細菌がものすごいスピードでいなくなっています。
しかし意外なところで見つかっています。
確かに身の回りには有用な細菌だけがいるのではありません。
しかしだからといって避けていて良いのか、というとそうではないと思っています。
多種多様な細菌との接触によって私たちは鍛えられ、身体は強くなっていきます。
次回は、身の回りにあふれる合成成分に関して考えてみたいと思っています。
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