皆さま、今日もお元氣ですか?
Yukoです。
横隔膜ってどこにあるかご存知でしょうか?
胸とお腹を区切っている膜です。
呼吸をするたびに上下しているのですが、この横隔膜は単なる膜ではなく、膜状の筋肉なのです!
ですから、呼吸を支えている横隔膜は鍛えることができます。
意識的にこの筋肉を鍛えることによって呼吸が深くなり、自律神経が整い、健康への近道となります。
横隔膜の働き
横隔膜は普段、あまり意識することのない筋肉ですが、とても重要な働きを担っています。
Walldenは,横隔膜は複雑な複合体であり,横隔膜ほど構造的にも体の中心にあり,身体的,生化学的,そして精神的にも中心の役割を果たしている筋肉はないと述べている.主呼吸筋としての役割だけでなく,姿勢維持,脊柱の減圧,体液の流動性,内臓機能の安定,情動の制御,そして消化などあまりよく知られていない機能も含めると,一つの筋肉がこれだけ多くの役割を果たしていることに驚かされる.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsatj/5/1/5_27/_pdf/-char/ja
この横隔膜の動きが悪くなることによって、さまざまな不調が引き起こされるのです。
姿勢の悪さが横隔膜の動きを邪魔している!
現代の生活はスマホやパソコンに向かう時間がどんどん長くなり、その影響でスマホ首とも呼ばれるストレートネック、猫背、運動不足が問題となっています。
そして、その姿勢の悪さが横隔膜の動きを制限してしまっています。
大切な横隔膜が動きにくくなると呼吸が浅くなり、自律神経にも影響が及ぶことになります。
まずは姿勢良くすることを心がけてみてください。
姿勢が良くなると横隔膜が動いて呼吸を深くすることが出来るようになります。
ではどうして呼吸を深くすることが大切なのでしょうか?
自律神経とは?
身体全体の細胞を支配し、統一性をもって働くことが出来るように調整しているのが自律神経です。
自律神経は私たちが何も考えなくても、寝ている間でも勝手に身体を調整して維持してくれています。
その自律神経は交感神経と副交感神経のバランスが取れていることが大切です。
しかしストレスの多い、生活リズムの乱れがちな毎日ではどうしても交感神経優位になりがちです。
私たちは交感神経優位になりがちな生活を送っている上に、加齢とともに副交感神経の働きが落ちていきます。
加齢による自律神経の乱れは、思っているより早い年代で起こってくると思われませんか?
浅い呼吸は交感神経を、深い呼吸は副交感神経を刺激します。
ですから、呼吸を深くし、副交感神経を刺激することが大切なのです。
深い呼吸によって副交感神経を刺激すると、血液の流れが良くなります。
深い呼吸はこうした連鎖を引き起こし、健康を生んでいくのです。
血液の滞りは万病の元ですから氣をつけたいですね!
自律神経と横隔膜
ではどうして呼吸を深くすると自律神経が整うのでしょうか?
自律神経は無意識の領域で働いているため、私たちの意思を挟む余地はありません。
しかし、横隔膜は随意筋です。
私たちの意思を届かせることの出来る筋肉です。
にもかかわらず、自律神経の支配も受けており、横隔膜には自律神経がやってきています。
私たちの意思と自律神経の接点が横隔膜にあったのです!
ですから、横隔膜を意識した運動や呼吸を行うことで自律神経に働きかけ、健康を呼び込むことができるのです。
呼吸は、私たちが意識的に速さや深さを変えることができます。
意識的に呼吸をコントロールすることによって、自律神経に働きかけることが可能となるのです。
ストレスフルな毎日→交感神経を刺激する
これを軽減させるのはなかなか難しいかもしれません。
姿勢が悪い→横隔膜が動かず呼吸が浅くなる→交感神経を刺激する
でもこれは意識するだけで軽減可能なのです。
姿勢を正し、腹式呼吸をして、副交感神経を刺激しリラックスモードに変換することは、意識さえすればできるのです。
特に吐く息を意識すると副交感神経が刺激され心身がリラックスモードになるそうです。
ポイントは吐く息をできるだけゆっくりと!だそうです。
私たちは生きている以上、食べること、呼吸することは不可欠です。
ですから、”呼吸を正すこと”は、”食を正すこと”と同じくとても大切なことであると同時に、それを改善するとかなりの効果が期待できるのです。
毎日毎日繰り返す「食」、毎秒毎秒繰り返す「呼吸」
良い「食」と良い「呼吸」が生活習慣となれば怖いものなしだと思われませんか?
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